三軍の幸福論

君も幸せになる時が来たんだ

イキリツイート、どんどんしよう





iPhone7plusを買った。


同時に携帯の契約名義が親から僕に移った。


どうやら月に8000円弱もかかってしまうようだ。


こいつへの愛が冷めきらぬうちにたくさん稼いでおこう。


しかし僕はかなり手が大きい方なのに、それでも上手く持てずにしばしば手から滑り落ちそうになる。


みんなは両手で湯呑みを持つみたいに持ってるんだろうか。




最近、調子が良い。


シュビーン、ギュイーンという感じで、頭が冴えている音が聞こえる。


それも、ノンプレッシャーで力を発揮しているわけでもなく、限られた条件の中で上手いこと戦えている感じがする。


昔は自分の無難な性格がコンプレックスで、なんとか悪い人間になって破滅的天才になってやろうと思ったものだが、その頃の僕は性格の良さから得られるアドバンテージの存在を見落としていた。


最近、天才の女の子とセックスしたくて仕方がない。


少しでもあやかってあやかって、天才の真髄を肌で感じたい。


破滅的天才の女性と出会ってしまえば、また悪魔の囁きが聞こえてしまうのではないかという不安がある。


できれば僕の目標であるほのぼの的天才の女の子が良い。


心の弱さは短所ではない。


心が強い人は、同情することはできても、誰かの心に寄り添うことはできないのだ。




最近、イキリオタクという言葉をよく目にする。


イキるとはどういう意味なのか。


人それぞれの捉え方があるだろうが、僕は「自己顕示のやり方が下手」という雰囲気で捉えている。


僕は、自己顕示多めの人間が好きだ。


自分語りは悪いことではない。


一切の自分語りを排除した状態で会話すると、お互いの話にならないので、世間話しか出来なくなってしまう。


アマガミやったことないんか、お前らは。




自己顕示は悪いことではないが、人を不快にさせる自己顕示があることも紛れもない事実。


自己顕示が嫌われる要因は大きく分けて二つではないだろうか。


過大評価への抵抗パターンと、感情操作への抵抗パターンだ。




過大評価への抵抗というのは、自己顕示した人に対して、「お前はお前が言うほど大した人間じゃないよ」と思われてしまうことだ。


過大評価されているものを人は、特に男は徹底的に嫌う傾向がある。


顔がたいして良くないのにモテる男への悪口、まだ二十年ほどしか生きていないがおそらく百万回は聞いた。


他にも大して可愛くないのに事務所からゴリ押しされている女性芸能人の嫌われっぷりなんかもこれに近い。


裏の人間性まで見抜く洞察力を持ち合わせていない人間の僻みだ。




もう一つの感情操作への抵抗。


自分の感情が他者に揺さぶられるのをみすみす見逃すことを反射的に嫌がるという意味だ。


笑ってくれよ感満載の芸人の一発ギャグ、泣いてくれよ感満載の大衆映画。


人はみな天邪鬼と言うまではいかないが、心のセキュリティの甘さを露呈してはいけないという危機回避への意識が働いているのだろう。


当然、尊敬してくれよ感満載のイキリツイートも、尊敬には繋がらず、むしろ逆効果である。




ではどうすればいいのか。


まず過大評価への抵抗対策だが、これは普段の行いから意識して、心の底から尊敬してもらえるようなブランディングを行うしかないと思う。


不思議なもので、ツイートを三つ四つ見るだけで現実での人となりが直感的に分かってしまうものだ。


ネットの世界で尊敬してほしくば、現実で尊敬されるのが一番の近道である。




感情操作への抵抗対策、これは簡単。


そのイキリツイートのお尻にオチを付ければいいのである。


そうすれば、そのイキリ要素もただの素朴な前フリへと昇華する。


「俺オタクだけど彼女同時に三人いたことある、まあ三人にはほぼ同時にフラれてほうぼうで腰の振り方がぎこちないって言いふらされてるらしいけどさ」


イキリカモフラージュ、ネットで生きていくなら必須スキルではないだろうか。




ネットは現実で失敗した人間の受け皿になるべきなのに、今のところその役割を上手いこと果たせていない。


成功至上主義が強くなりすぎている現実も問題だと思うが、どんどん現実に迎合し、近づこうとしているネットもネットでなにを本末転倒なことをやっているんだという感じだ。


ネットの住人のみなさんも、能動的に現実への移住を検討して好きなところに住んだ方がいいですよ。


あなたが今いるそこ、もうすぐ現実になりますよ。




今週は週6でバイトが入ってしまった。


バイトを始めてようやく分かったこと、それは働くと忙しくなるということだ。


小さな歯車、大きなポジティブ。


このスマホを動かすためだけに10時間。


身も心も現実に捧げて、日本を回そう。